壊れた瞬間
ノートパソコンで本を読んでいた。良い本だった。世界が静かになって、自分と言葉だけが残るような。
そこで知らない単語に出会った。
選択。コピー。新しいタブ。ペースト。翻訳。タブを戻る。読んでいた場所を探す。もう一文読む。
15秒。それだけで魔法は解けた。もう読書をしているのではなく、作業手順をこなしているだけだった。
難しい単語のせいじゃない。単語に出会うたびの、あの15秒の寄り道のせいだ。
ノートパソコンで本を読んでいた。良い本だった。世界が静かになって、自分と言葉だけが残るような。
そこで知らない単語に出会った。
選択。コピー。新しいタブ。ペースト。翻訳。タブを戻る。読んでいた場所を探す。もう一文読む。
15秒。それだけで魔法は解けた。もう読書をしているのではなく、作業手順をこなしているだけだった。
二段落あとに、また同じことが起きた。そしてまた。メモアプリに単語リストを作り始めた。管理するアプリがまた一つ増え、忘れるものがまた一つ増えた。
ある夜、同じページに20分もいたことに気づいた。難しかったからじゃない。ツールに何度も引き戻されていたからだ。
他の言語の本を避けるようになった。語彙を増やしてくれるはずのものが、読書をやめる理由になっていた。
もしページを離れる必要がなかったら?キー一つ。単語が調べられ、ローカルに保存される。その間も読書は続く。
タブもなし。コピペもなし。「どこまで読んだっけ?」もなし。
記録した単語は? Mac内のライブラリに保存される。検索でき、書き出せて、好きなときにフォルダに整理できる。
小さく、みずみずしく、文章や見出しから摘み取られる。あなたのライブラリは葉が一枚、本が一冊と増えていく。
初心者から流暢へと一気に飛べるわけじゃない。年輪を一つずつ、単語を一つ、ページを一つ、章を一つと育っていく。LeafyAppはすべての記録を保存し、その成長を見えるままにする。
木は急いで育つのではない。
止まらないことで育つ。
Jtobin と名乗っています。LeafyApp を作っているのは私です。binjto@gmail.com 宛のメールはチケットの列ではなく直接私に届きますし、Discord と r/LeafyApp にもほぼ毎日います。
LeafyApp は 2026年4月から更新を続けています。そのほとんどは理由が同じで、誰かが不具合を知らせてくれて、次のビルドで直ったものです。すべてのリリースは新着のページに載せています。
そしてこのどれも、私がずっといることを前提にしていません。あなたのライブラリは Mac の中のファイルであって、誰かのデータベースの行ではありません。
無料版はアプリまるごとです。ライブラリも書き出しも言語も全部。唯一の制限は一日にスキャンできる量で、これがあるのは、スキャン一回ごとに AI 提供元へ実際の費用が出ていくからです。
月 $6.99 でその上限が外れ、AI の費用は私が持ちます。年 $59.99 なら同じ内容が 2 か月分安くなります。プラン開始時にベータ利用者には割引があります。料金ページにすべて書いてあります。
広告はありません。あなたに関する何かが売られることもありません。売るためのアカウントがそもそも存在しないので、これは簡単な約束です。
あなたの Mac の中のファイルです。アカウントもログインも、ライブラリを預かるサーバーもありません。このサイトが明日消えても、言葉はずっとあった場所にそのまま残ります。
外に出ていくのはスキャンだけです。枠の中の文字は説明をもらうために送られますが、あなたが誰かを示すものは一切付きません。プライバシーページに、何が送られるのかが一行ずつ書いてあります。
Mac だけです。iPhone 版も iPad 版も Windows 版もありませんし、どれも近いうちに出る予定はありません。
端末間の同期はしません。同期するためのアカウントがないからです。Anki のように復習の日程を組むこともせず、代わりに Anki へ書き出します。PDF エディタでもありません。画面のピクセルを読むだけで、読んでいるファイルには触れません。
このどれかが必要なら、必要なのは別のアプリです。ダウンロードした後より、ここで言っておきたいと思いました。
LeafyAppは製品会議で生まれたわけじゃない。読み終えられなかった一冊の本と、もどかしい夜から生まれた。
まだ始まったばかり、ベータ版、苗木のような存在だ。でも考え方はシンプルだ。読書はあなたを成長させるものであって、足止めするものであってはならない。共感してくれるなら、一緒に。